Occidentalism
Duc, sequere, aut de via decede!

Japanese essays series: essay 2

June 23rd, 2008 . by Matt

This essay, also by my Japanese doctor friend Oscar, is called ‘Is inter-racial dating damaging for Asians?’. The essay concerns itself with the mainly Asian-American concerns about the so called ‘dating disparity’. Although the topics that the Asian-American men seem worried about do not really affect Japanese people, Oscar looks at the issues and also answers a query by a Japanese person that was asking about it. If you cannot read Japanese, the one of the funniest lines in it is “It is the media’s fault that I’m not popular with girls!”.

By the way, if anyone is good at translating, I welcome a translation and will put it in the main post if someone will go to the effort.



人種間交際はアジア人にとって有害か?

このサイトはあまりヒットが多くないのでいつも姉妹サイトの英語版掲示板ばかり見ているのですが、久しぶりに日本語版の掲示板の方をのぞいてみると“如水”という人が次のような書き込みをしていました。

はじめまして、当サイトを拝見させて頂きました。

当サイトは「異人種間の交際を積極的に肯定」しているサイトだと受け取りました、
それ自体は別に何の異論もありませんが、「異人種間の交際を否定的」に感じる方々に対して、それをサイト全般に渡って、単なる嫉妬心から来る卑屈な意見でしか
無いかのように考えておられるのは、いかがなものかと思います。

なぜかというと、当サイトは当然ながらアジア人好きの白人男性という一般的に言って極めて偏った視点からの主観によって構成されているものであるのですが、こういった「白人男性とアジア人女性」とのカップルについて、如何にそれが社会にアジア人全体に対してネガティブな影響を与えるか、そして与えてきたか。

それによってアジア人、特にアジア系アメリカ人男性のアイデンティティにダメージを与えてきたか、ということを全く考慮していないからです。(おそらく白人男性はそんなことには気づかないのでしょう)

こういった異人種間、ことに「白人男性とアジア人女性」のカップルについては、
インターネットでもアジア系のサイトを除けばかなりの頻度で討論が行われており、ことさら希少な意見ではありません。

ここでダラダラその問題について語っても致し方の無いことと思いますので、
以下に代表的な意見を述べておられるサイトにリンクしておきました、参考になれば幸いと存じます、以上、乱文乱筆をお許しください。

この書き込みにはAsianWeekの2000年2月3日の記事へのリンクが貼ってありました。

率直なところ、他人の意見を受け売りしながら知ったかぶっているだけの書き込みにしか思えませんでしたが、けっこう惑わされる人もいるかも知れないと思いましたので、少し解説を書いておこうと思いました。

実は、この話題は英語版掲示板の方で既に飽きるほど討論されたテーマです。“如水”さんは、それをまったく読まないまま、自分だけがこういう問題を認識しているような幻想を抱いて書き込みをされたのでしょう。

少し解説しますと、80年代のレーガン政権時代からアメリカの人口統計調査のやり方が変わって、どういう人種の人がどういう人種の人と結婚したかが詳しく分かるようになりました。その結果、経済的に裕福な黒人男性が好んで白人女性と結婚するため黒人女性が経済的に有利な結婚の機会を奪われているなど、結婚を中心とした様々な新しい人種問題がクローズアップされるようになりました。

その中で、アジア系アメリカ人女性白人男性と結婚する率が高く、アジア系アメリカ人男性白人女性と結婚する率が低い、という事実が明らかになり、このことがアジア系アメリカ人男性の結婚難につながっていると言われはじめました。さらには、その原因は映画テレビなどのメディアで、東洋人はしばしば男性的魅力に欠ける貧弱な連中として描写されてきたのが原因だ、とする意見が広く流布されました。つまり、、「オレがモテないのはメディアのせいだ!」というわけです。

この話題は1990年代の終わりから2001年終わりにかけてかなり盛り上がりを見せましたが、9/11同時多発テロ事件以降、アメリカ人の愛国意識が高まり、自分が何系アメリカ人であるかを論じるのが国民の一致団結に傾倒する時流に反するようになってしまい、次第に下火になっていきました。ハリウッド映画が東洋人男性オタク系に描写するのをやめさせよう、というテーマのホームページも数多くありましたが、そのほとんどが閉鎖、もしくは休止状態になりました。

こういうホームページの代表格と言えるものにAsianWhite.OrgAsianguy.com(いずれも休止状態)がありましたが、その内容は非常にヒステリックで、「これじゃモテるわけないよ!」と思わせるものばかりでした。わたくし管理人(日本人男性ですよ)も、何年か前これらホームページの掲示板で住人たちと論争したことがありますが、救いようのないほど極端な考えを持った人たちでした。要約すれば、「アジア人と白人が交際するのはけしからん!アジア人は純血を保つべきだ!」というヒトラーの末裔ではないか、と思わせる人種純血主義者の集団だったように記憶しています。それをカッコイイと考える風潮が一部の若いアジア系アメリカ人の中にあったわけですが、それも一時の流行に過ぎなかったと受け止めるべきでしょう。

現実問題として、アジア系アメリカ人女性が白人と結婚する例が多いことには、もともと結婚を目的に移民するアジア人女性が多いという背景があります。さらに、アメリカ政府が行った人口統計で言う「アジア人」の項目(Asian and Pacific Islander category)には中国人、日本人およびフィリピン人しか含まれません。最も騒いでいる韓国人、ベトナム人などは統計ではアラブ人やトルコ人、オーストラリア原住民と共に「その他の人種」に含まれており、本当に彼らが結婚難に直面しているかどうかは政府統計からは不明なのです。

さらに言えば、アメリカのメディアが東洋人男性を貧弱に描いていたのは過去の話です。大リーグでは日本人選手が新記録を打ち立て、全米バスケットリーグでは中国人選手が大活躍をしています。現在、アメリカのメディアで最も低く描写されているのは白人男性でしょう。

“如水”さんが言いたかったのは、白人男性と日本人女性の交際を肯定するとアジア人全体にネガティブな影響を与える、ということだったようですが、その意見は支持しかねます。そもそも人種至上主義に基づいた間違った思想ですし、既に流行の過ぎ去った一時的な集団ヒステリーの受け売りでしかないからです。知ったかぶりをする前に、もう少し海外メディアを良く読むか、英語版掲示板の議論に参加して欲しいものです。


One Response to “Japanese essays series: essay 2”

  1. comment number 1 by: chase

    ahh!! I wish I knew Japanese. This essay sounds really interesting.